市役所を辞めたい人のブログ

市役所で人間関係、パワハラ、セクハラ、退職等について悩んでることについて一緒に解決するためのブログです

市役所で仕事を辞めたいとおもっている人へ

 はじめまして。ヤマダと申します。

 

 私は、この度5年間務めた市役所を退職いたしました

 

 私は、34歳で市役所の一般行政職で採用されました。市役所で働いているときは、嫌な思いはたくさんありますがいい思い出は、ほとんどありません。そんな職場ですが、辞めるのは本当に怖かったです。

 

 なぜ、怖かったかたいうと市役所で働いている人はわかるとおもいますが、市役所の職員をしていて転職活動をして、本当に転職先が見つかるのかということです。また、転職先が見つかったとしても、今と同等の給料がもらえるのか?、休みはきちんととれるのか?残業代はつくのか?いろいろな不安が出てくるとおもいます。

 

 なんだかんだいって市役所職員は恵まれています。自治体が放漫財政をしていて、借金が増え続けても、毎年昇給はするし、人事院勧告に従っておおむね4か月程のボーナスもでます。残業代もつくし、仕事を放置していても民間企業ほど問題にならない。仕事でパワハラをされても、診断書で適応障害と書いてもらえれば、期間は限られますが給料をもらいながら仕事を休むことができます。

 休みも多いです。年休20日に夏期休暇7日、その他要件によって特別休暇もとれます。私も、昨年は仕事にやる気がなくなっていたので休みは、30日程とれました。

 また、転勤がないので、地に足についた生活ができます。職員同士で結婚すれば、給料は世帯年収は2倍になります。おそらく30代前半で世帯年収は1,000万にはなるでしょう。育児休暇や産休も整っているので普通に子育てしながら、いい生活がおくれます。実際に職員同士のカップルは、いい家に住みいい車に乗っている人が多いです。

 

 こんなに恵まれていると、職場が終わっていても出世できないとしても辞めるのを躊躇すると思います。私もそうでした。

 

 しかし、私はどうしても嫌でした。まず、給料が安いということ。私は、市役所に転職することで年収が150万程下がりました。入庁当時は、転勤がない安定した生活を送るためにはしょうがないと思っていましたが、それより年収の下落が自分の想像していたダメージになりました。一度、生活レベルを上げてしまうと、下げるのはかなり難しいです。車を売っても、新聞を辞めても、グレードの劣るマンションに引っ越ししても、苦しさはかわりません。保険や電力、ガス、電話、携帯電話それぞれ一番安いところに変えてもまだ貯金はマイナスになっていくばかりです。結局、貯金がゼロになりました。これが、転職をした最大の要因でした。

 

 また、職場の雰囲気も悪かったというのもあります。私は、パワハラで上司や人事部と戦った過去があるので、土木職ばかりがいる部署に行政職として一人行かされました。そこで、いわえる3Kのような仕事をさせらていました。そういう職場で働いている人間とはそもそも合うわけがありません。最初使えない認定をされ、パシリにされそうになりました。そういうときに一回言い返してから、彼らは表面上はなにもいってこなくなりましたが・・・・。ただし、ターゲットは新人とか弱い人間に移っていきました。なぜ、私は、40近くになってこんな幼稚な職場で働かないといけないのか?そうおもったのが、理由の2つ目です。

 

 もう一つは、単純にスキルが付かないからです。市役所で働いていると役所内特殊熟練のような能力は、あがるかもしれませんが、どこにいっても通じる汎用的なスキルをあげることは不可能だと思います。例外として、市役所から市役所に転職する場合はいかせるかもしれませんが。そのため、自分が貰っている年収と転職市場で評価される年収とは、年をとるほど乖離していくと思います。その結果、今後自治体の合併やリストラ等が行われた場合、転職市場の放りだされると確実に年収が下がることとなってしまいます。

 

 このような、理由から私は、市役所を辞めました。このブログでは、市役所を辞めたいと思っている人と一緒に公務員を辞めるという様々な観点からいろいろと考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。